【開催レポート】道徳でつくる最高の学級開き!

―― 朝イチ道徳Lab vol.4(2024/4/6)

新学期、最初の授業で何をしますか?
あいさつ、ルール決め、係活動…。けれど私は「道徳の授業」から始めます。
先生も子どもも、まだお互いをよく知らない出会いの瞬間。
だからこそ、“心でつながる時間”からクラスを始めたいのです。
朝7時に開催した「道徳Lab vol.4」では、その理由と実践方法をたっぷりお話ししました。

目次

  1. はじめに
  2. なぜ、学級開きに“道徳”なのか?
  3. 子どもたちはどんな気持ちで新年度を迎えているのか?
  4. 実践紹介:初日の道徳授業
  5. 子どもから始まる学級文化づくり
  6. 参加者の声
  7. 次回予告

1. はじめに

新年度最初の日曜日、4月6日(日)朝7時。 「朝イチ道徳Lab」第4回目を開催しました。テーマは――

『道徳でつくる最高の学級開き!』

全国から集まった先生方とともに、学級開きに道徳を取り入れる意義について、1時間みっちり語り合いました。私・丸岡慎弥がメインスピーカーを務め、一色先生・森先生とのトークも交えて、リアルで実践的な学びの時間となりました。


2. なぜ、学級開きに“道徳”なのか?

私は毎年、**「学級開きの3時間目に道徳授業を行う」**ことを大切にしています。

  • 子どもたちと“心で出会う”時間がほしい
  • 1年間の学級文化の軸をつくりたい

そんな思いから、最初に「道徳」を選んでいます。

登壇した一色先生・森先生からも、

  • 「子どもと対等に対話できるのが道徳の良さ」
  • 「答えのない問いを一緒に考える経験が関係性を深める」

といった視点が語られました。


3. 子どもたちはどんな気持ちで新年度を迎えているのか?

私たち大人は「さあ今年もがんばろう!」と前向きですが、子どもたちには大きな不安があることを忘れてはいけません。

  • 「先生と相性が合うかな?」
  • 「仲のいい友だちと同じクラスかな?」
  • 「新しい友だちはできるかな?」

というように、“人間関係の不安”が最も多いという調査結果も紹介しました。

だからこそ、安心して思いを話せる空間づくりが必要です。


4. 実践紹介:初日の道徳授業

私が昨年度3年生担任時に行った初日の道徳授業では、教科書の「親切・思いやり」に関するイラスト教材を使用しました。

  • 「どんな親切がある?」
  • 「なぜ親切にするんだろう?」

と問いかけることで、子どもたちの“内なる価値観”が言葉として浮かび上がってきました。

「いいことを当たり前にできる町にしたい」

この言葉を出発点に、クラスづくりの“軸”を子どもたち自身から引き出すことができました。


5. 子どもから始まる学級文化づくり

道徳授業の醍醐味は、

  • 先生が語るのではなく、子どもの言葉で価値が生まれること
  • その言葉が、1年間のクラスの文化をつくっていくこと

にあります。

子どもたちが初日に語った言葉を、生活の中でも繰り返し共有し、

「これって、◯◯さんが道徳で言ってたことだよね!」

とつなげていくことで、子ども主体の学級づくりが自然と進んでいきます。


6. 参加者の声(一部抜粋)

  • 「授業を通して学級開きができるという発想が新鮮でした」
  • 「子どもから言葉を引き出してクラスづくりにつなげる流れが見えました」
  • 「明日の3時間目、道徳やってみようと思います!」

7. 次回予告

朝イチ道徳Lab vol.5 開催決定!

  • 日時:2024年4月27日(日)7:00〜
  • テーマ:「1年間使える!だれでもできる道徳授業づくりのポイント」
  • 形式:オンライン(Zoom)+アーカイブ視聴可能
  • 特典:講座スライド/はじまり道徳教材/教育ラジオ音声3本

お申し込みはこちらから: https://peatix.com/event/4371046/view

【4/27(日)7:00開催】#5 朝イチ道徳Lab(ラボ)「1年間使える!だれでもできる道徳授業づくりのポイント」 🌅【第5回】朝イチ道徳Labテーマ「1年間使える!だれでもできる道徳授業づくりのポイント」  📝 イベント概要 peatix.com


道徳は、単なる“授業”ではなく、**子どもたちと本音で出会う“場”**です。

学級開きの3時間目に、道徳を。

それが、1年間のクラスを変える“最高の一手”になるかもしれません。

次回も、皆さんと深く学び合える時間にしていきたいと思います。ぜひご参加ください!

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