夏休みが続く昨日、息子を習い事に送り届けた後、2時間ほどの自由な時間ができました。普段であれば仕事や研究に没頭する時間ですが、その日は少し違う行動をとってみようと思いました。というのも、日常のルーチンから一歩外れて、新しいアイデアや視点を得るためです。
いつものカフェではなく、本屋に足を運んでみました。本屋では、自己啓発や健康に関する書籍、生成AIについての本など、様々なジャンルの本を手に取りました。普段の忙しい日常では目を向けることのなかった分野に触れることで、新たな視点や知識が得られることに気づきました。特に興味深かったのは、「移動する人はうまくいく」という本です。この本では、環境を変えることが自己の成長につながるというシンプルながら強力なメッセージが書かれていました。
私たち教師は、日々の授業や校務に追われる中で、同じ環境での仕事が続くことが多いです。しかし、新しい場所に足を運ぶことで新しい発見や視点が得られます。例えば、研修や教育セミナーに積極的に参加することは、自分のスキルアップだけでなく、子どもへの指導にも新しい風を吹き込むことができます。
私は過去に、全国各地で開催される教育セミナーに参加していました。その中で出会った講師や同僚との交流が、私の教育に対する視野を広げてくれました。特に印象的だったのは、野口先生との出会いです。野口先生のセミナーに参加するために遠方まで足を運んだことで、私の教育の取り組み方に大きな影響を与えてくれました。
野口先生との出会いをきっかけに、私は自身の教育観を見直すようになりました。教育は教室内だけで完結するものではなく、教師自身が絶えず成長し、学び続けることが重要であることを強く感じました。そこで私は、月に一度は野口先生のセミナーに参加することを自分のルールとし、全国を飛び回ることに決めました。
特に印象に残っているのは、鹿児島で開催された野口先生の合宿セミナーです。そこでは、他の熱心な教師たちと共に、泊りがけで教育について深く語り合い、互いの実践を共有しました。その中で、野口先生から直接アドバイスをいただく機会があり、私自身の指導法や教育に対するアプローチが大きく変わった瞬間を今でも鮮明に覚えています。
さらに、野口先生は単に講義をするだけでなく、参加者との距離を縮めることにも非常に積極的でした。ある時、セミナー後の懇親会で、野口先生と温泉に浸かりながら教育談義を交わすという、貴重な体験をしました。普段の講義ではなかなか聞けないような深い話が次々と飛び出し、その場でしか得られないような知見をたくさんいただきました。
このように、野口先生との出会いは、私にとって大きな転機となりました。野口先生との交流を通じて得た知識や経験は、私の教育実践に多大な影響を与えました。特に、教育者としての自己成長の重要性や、子どもたちにとってより良い学びの環境を提供するために、自分自身が絶えず新しい挑戦を続けることの大切さを教えていただきました。
野口先生から学んだことを実践に活かすことで、私は自分自身の教育スタイルを確立し、生徒たちにも良い影響を与えることができたと感じています。野口先生との出会いがなければ、私は今のように積極的に学び続ける教師にはなれなかったかもしれません。
この経験から、私は教師としての成長を続けるためには、優れた先達から学び、その知識を実践に活かすことがいかに重要であるかを痛感しています。これからも、野口先生のような素晴らしい教育者との出会いを大切にし、自身の教育をさらに深化させていきたいと思っています。
移動することで得られるのは、新しいアイデアや知識だけではありません。新しい人々との出会いや、異なる環境での経験が、私たち自身を大きく成長させてくれるのです。これは、日々の授業でも同様です。教室の外に出て、校外学習やフィールドワークを取り入れることで、子どもたちにも新しい視点を与え、学びを深めることができます。
今年の夏休み、私は自分の成長と子どもたちへのより良い指導を目指し、様々な移動を取り入れることにしました。これからも、日常のルーチンにとらわれず、新しい環境に飛び込んでいくことで、自身の教育者としての幅を広げていきたいと考えています。
残りわずかな夏休みとなりましたが、先生方もぜひ、夏休みの間に新しい場所や活動に挑戦してみてください。それがきっと、自分自身の成長だけでなく、子どもたちへのより良い教育に繋がるはずです。