「50点だったね」ではなく、「ここ、できてたね」

テストを返す日。
点数を見た瞬間、どう声をかけようか迷うことはありませんか。

初めての高学年担任。研究指定校として結果も求められる中で、
「伸ばしてあげたい」という思いが強いほど、言葉選びに悩みます。

教師4年目のある日。いつもは80点以上取る子が、算数で50点を取りました。
以前の私なら「次は頑張ろうね」と言っていたと思います。でもその日は、こう伝えました。

「ここ、できてたね」

目次

子どもが動くのは「不足」より「承認」

その問題は、クラスの半分が間違えていた難問でした。
「でも50点だよ」と言うその子に、「50点“も”取れたんだよ」と返しました。

すると、少しだけ表情がゆるみました。

次のテストで、その子は85点。
返却のときに言われた言葉は、今でも忘れられません。

「前のとき、『できてたね』って言ってくれたから、頑張れた」

子どもは、できなかったことを並べられると縮みます。
でも、できたことを見つけてもらえると、前を向きます。

評価は順位をつけるためだけのものではなく、成長を照らすものなのだと気づきました。

明日からできる、ひと工夫

明日テストを返すとき、点数より先に「一つの具体」を伝えてみてください。

「この途中式、丁寧だね」
「この問題、難しかったのに解けてたね」

大きな称賛でなくて構いません。事実を、具体的に、短く。
それだけで子どもの受け取り方は変わります。

まとめ

テストは子どもを評価するためのものですが、それ以上に、成長を認める機会でもあります。

「できなかったこと」より、「できたこと」に光を当てる。
その一言が、次の挑戦への力になります。

点数に目がいく日ほど、まず一つの“できた”を探してみてください。
その積み重ねが、子どもの表情を少しずつ変えていきます!

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