✍️ 目次
- はじめに
- 「デジタルだけでは、なぜか頭に入らない」問題
- 紙の手帳が与えてくれた、“往還”というリズム
- 「書き出すことで、整理される」本質的な効果
- これからの働き方に求められる、“ハイブリッド”の思考
- おわりに:自分だけの「管理の美学」を育てる
はじめに
こんにちは。
今日は、新年度の慌ただしい毎日の中で見直した「予定管理」のことについて、少しだけ深く掘り下げてみようと思います。
予定管理。
それはただ“忘れないため”の手段ではなく、今の自分と向き合う時間そのものだと、最近感じはじめています。
「デジタルだけでは、なぜか頭に入らない」問題
私はこの春、久しぶりに紙の手帳を購入しました。
これまではずっと紙派でしたが、ここ1〜2年は思い切ってデジタル化を進めてきました。
- カレンダーアプリを活用し、予定を即時更新
- スプレッドシートにリンクを埋め込み、週案を整理
- 共有や検索のしやすさ、スマホでの確認の速さ
どれも、「便利」の塊でした。
そして、実際にかなり効率も上がったと感じています。
けれど同時に、こんな違和感も感じるようになりました。
■ 予定が“頭に入っていない”
■ 流れが読めず、行動が断片化する
■ ちょっとしたメモが残らず、思考が積み上がらない
つまり、「記録はされているけど、定着していない」という状態。
これは、効率の代わりに、思考の深さを失っていたことに気づかされた瞬間でした。
紙の手帳が与えてくれた、“往還”というリズム
紙の手帳を再び机の上に置いてみて、驚いたのは、行動にリズムが戻ってきたことです。
- 予定を確認しながら、その場でメモをとる
- 手帳を開いたまま、パソコンで資料を探す
- 気づいたことを余白に書き込む
この「PCと手帳の往還」のサイクルが、自分にとっては非常に心地よかったのです。
情報の流れが“並列”から“立体的”に戻った感覚がありました。
「書き出すことで、整理される」本質的な効果
私はこれまで、「頭の中にあることはすべて書き出す」ことを大切にしてきました。
それは、頭を空っぽにして“本当に考えたいこと”に集中するための準備でもあります。
思考の整理、アイディアの種、すれ違いざまのひと言の記録——
これらは、一度「紙」に落とさないと消えてしまうものです。
デジタルにもその機能はありますが、「手で書く」ことで思考と身体がリンクする感覚は、アナログならではのものだと再確認しました。
これからの働き方に求められる、“ハイブリッド”の思考
この時代、「完全なアナログ」や「完全なデジタル」は存在しません。
おそらくこれから必要になるのは、“融合”の感覚です。
- デジタルは情報の流通や連携のために
- アナログは自分の思考や感覚を捉えるために
それぞれの良さを知ったうえで、自分に合ったリズムを見つける。
それが、働き方や暮らし方を整える“ひとつの技術”になると感じています。
おわりに:自分だけの「管理の美学」を育てる
効率も、心地よさも、見通しも。
それらを同時に満たす予定管理のスタイルは、「誰かの正解」ではなく、自分の感性と経験から育てていくものだと思います。
今回は、自分自身の“アナログ回帰”の記録でしたが、みなさんはどんなスタイルで予定を管理していますか?
よろしければ、あなたの「リズム」も、ぜひ聞かせてください。
それでは、今日もすてきな1日をお過ごしください。
🎁こんな方におすすめの内容でした
- デジタル手帳を使いこなせていないと感じている方
- 忙しい毎日の中で、思考の“抜け感”に悩んでいる方
- アナログ手帳にもう一度向き合いたい方
- 教員・ビジネスパーソン・クリエイターなど自己管理力を高めたい方