経営は9割決まる-教員歴20年が実践する5つのコツ-

4月、新しいクラスの初日。

希望に胸を膨らませて
教室に入ってきた子どもたちに、
笑顔で「おはよう!」と声をかける。

けれど、ふとした瞬間に
名前が出てこなくて、
「えっと…」と言葉に詰まってしまう。

その瞬間、子どもの顔が
少しだけ曇るのを見たことはありませんか?

「先生、私の名前知らないの?」

言葉には出さなくても、
この一瞬の「間」だけで
これから築いていくはずの
信頼関係のスタートラインは、
ぐっと遠ざかってしまいます。

でも、逆に言えば

初日に全員の名前を覚えるだけで、
子どもたちの目は驚くほど輝き始めるんです。

私はこれまで20年以上
小学校の教壇に立ち、
多くのクラスを担任してきました。

ありがたいことに、
卒業した教え子からは今でも

「先生のクラスでよかった」
「授業が面白かった」

とDMをもらったり、
転勤の日には卒業して数年経つ親子が
わざわざ挨拶に来てくれることもあります!!

保護者の方から

「先生のクラスになって息子が落ち着いた」
「すごく楽しそうに学校に通い出した」

と言っていただけたことも、
一度や二度ではありません。

こうした関係性を築けたのは、
私に特別な才能があったからではありません。

ただ一つ、
私が毎年4月の初日に命をかけていたこと。

それが、
「初日に全員の名前を覚える」
ことでした。

今回は、私が20年の現場経験の中で編み出し、
実践し続けてきた
「誰でも初日に全員の
名前を覚えられる5つのコツ」
を包み隠さずお伝えします(*^^*)

目次

①座席表+顔写真メモで「視覚記憶」を最大化する

人間の脳は、文字情報(名前)だけよりも、
視覚情報(顔)とセットにした方が
圧倒的に記憶しやすくなっています!!

まずは初日に必ず座席表を作成し、
休み時間などの隙間時間を使って
「顔と名前の一致」をします。

❓なぜこれをするのか

名簿を眺めるだけでは
顔は浮かんできません。

目の前にいる子どもの
「実像」と「名前」を
リンクさせることが必要になります(*^^*)

💡具体的なやり方

座席表を手元に用意し、
休み時間に子どもたちの様子を見ながら、
座席表の枠内に小さなメモを書き込みます!!

✍️前髪が長い
✍️笑顔が素敵
✍️赤いメガネをかけている

など、その瞬間に感じた視覚的な特徴
書き込んでみましょう!!

これだけで、脳内への定着率が上がります。

🏫現場のエピソード

初日の休み時間、
座席表を手に子どもたちを観察していました。

ある子が「先生、何してるの?」
と聞いてきました。

「みんなの顔と名前を覚えてるんだよ」
と答えると、
その子は嬉しそうに笑って
「私も覚えて!」
と言ってくれました。

その瞬間から、子どもたちも
自分から特徴を教えてくれるようになり、
覚えるスピードが一気に加速したのを
覚えています。

②名前を呼ぶ回数を「意識的に3倍」にする

覚えた名前は、使わなければ忘れます。

そして、
名前を呼ばれることは子どもにとって
「承認」そのものです!!

❓なぜこれをするのか

「きみ」「あなた」ではなく、
固有名詞で呼ばれることで
子どもは「先生は自分を見てくれている」
という安心感を抱いてくれます!!

同時に、声に出すことで
先生自身の聴覚も刺激され、
記憶が強化されます!!

💡具体的なやり方

授業中の指名はもちろん、
・廊下ですれ違う時
・給食の配膳時
・下校時
など、
あらゆる場面で意識的に
名前を呼んでみましょう!!

「おはよう」ではなく
「〇〇さん、おはよう」

「ありがとう」ではなく
「〇〇くん、ありがとう」

普段の3倍、名前を呼ぶつもりで
過ごしてみてください(*^^*)

🏫現場のエピソード

以前学級経営がうまくいかず、
苦しい思いをしたクラスがありました。

自分の中では「失敗だったかもしれない」
と思っていたのですが、
数年後、成人したそのクラスの卒業生と
偶然バイト先で再会しました。

気まずさを感じていた私に、
彼はこう言いました。

「みんな先生と会いたがってるよ」

どんなに厳しい状況でも
一人ひとりの名前を呼び、
向き合い続けたことだけは
彼らの心に残っていたのだと
救われた瞬間でした。

③自己紹介カードは「宝物」として扱う

初日に書いてもらう自己紹介カード。
これを事務的に処理していませんか?

これは単なる情報収集ツールではなく
信頼関係を築くための「宝物」です。

❓なぜこれをするのか

自分の書いたものを先生が大切に扱ってくれ、
内容を覚えてくれている。

それだけで子どもは
「大切にされている」
と感じます。

💡具体的なやり方

初日に自己紹介カードを書かせたら、
必ず顔写真(写真がなければ似顔絵や特徴メモ)
と一緒に保管します。

そして、ただファイリングするのではなく
休み時間や放課後に何度も読み返します。
「この子はこんな字を書くんだ」
「こんなことが好きなんだ」と、
背景まで含めて覚えてみましょう(*^^*)

🏫現場のエピソード

初日に書いてもらった自己紹介カードに
「犬が好き」と書いていた子がいました。

翌日、その子に
「昨日犬の話を書いてくれてたよね。
犬飼ってるの?」

と声をかけたら、
目をキラキラさせて話してくれました。

その後、その子は私の授業を
楽しみにしてくれるようになり、
保護者の方からも
「先生のことをよく話しています」
と言っていただけるようになりました(*^^*)

④名前ゲームで「楽しみながら」全員で覚える

必死に覚えるだけでなく、
遊びの中で覚える時間を作ります。

❓なぜこれをするのか

ゲーム形式にすることで、
先生だけでなく
子ども同士も名前を覚え合います。

クラス全体に「仲間を知ろう」
という空気がから一体感が生まれます!!

💡具体的なやり方

名前リレー(自分の名前の前に、
前の人の名前を言ってから自己紹介する)」
や「名前ビンゴ」など、
短時間でできるレクリエーションを
取り入れてみましょう!!

先生が間違えたら「ごめん!」と素直に謝り、
子どもたちが教えてくれる雰囲気を作ると
より距離が縮まります。

🏫現場のエピソード

学級開き初日に「名前リレー」をしたとき、
恥ずかしがって小さな声でしか
言えない子がいました。

でも周りの子どもたちが
「もう一回!」
「大丈夫だよ!」
と応援してくれて、
最後には笑顔で名前を言えました!!

初日からこうして
互いに名前を呼び合う雰囲気ができると、
1週間後にはクラス全体が
「仲間」
になっている感覚がありました(*^^*)

⑤1日の終わりに「復習する時間」を5分だけ作る

記憶の定着は「繰り返し」で決まります!!
特に寝る前の復習は効果絶大です☆

❓なぜこれをするのか

その日あった出来事と名前を
リンクさせることで、
単なる「記号」としての名前ではなく、
「人格」としての記憶に変わります(*^^*)

💡具体的なやり方

帰宅後、お風呂上がりや
寝る前の5分間だけで構いません。

座席表を見ながら、
「今日〇〇さんはこんな表情をしていたな」
「〇〇くんはあそこで笑っていたな」
と一人ひとりの顔を思い浮かべてみましょう!!

🏫現場のエピソード

初日の夜、帰宅して座席表を見返していたとき
ふと「あの子、休み時間に一人でいたな」
と思い出しました。

翌日、その子に
「〇〇さん昨日本読んでたよね。何の本?」
と声をかけたら、驚いた顔で
「覚えててくれたんですか?」
と言われました。

その一言で、「先生は自分を見てくれている」
と感じてもらえたようで、
その後その子は積極的に
話しかけてくれるようになりました(*^^*)

「先生、僕の名前覚えてくれた!」この言葉から、全てが始まります

教員を20年以上続けてきて
確信していることがあります。

名前を覚えることは、
単なる「業務上のテクニック」ではありません

「あなたは、私にとって大切な存在です」

という言葉以上のメッセージです☆

初日に全員の名前を覚え
一人ひとりと向き合い、
信頼関係を築いていく。

その先には笑顔あふれる教室と
子どもたちの成長が必ず待っていました(*^^*)

今、この記事を読んでいる先生方の中には
新しいクラスへの不安を抱えている方も
いらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫です。

「名前を呼ぶ」

たったそれだけのことから
最高のクラスづくりは始まります☆

あなたの教室が、
子どもたちの「自分の居場所だ」と思える
温かい場所になることを
心から応援しています!!

先生と子どもたちが笑顔で過ごせる教室が
一つでも増えますように。

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