3年間の大学院生活を振り返って

目次

はじめに

教職大学院に通ったこの3年間。
実践と研究の往復の中で、多くの葛藤と出会いがありました。

「研究とは何か」「大学院とは何を学ぶ場所なのか」
いま改めて、この3年間を振り返ってみたいと思います。

実践から研究へ──学びの扉が開いた

授業や学級経営につまずいた初任の頃から、勉強会に通い、本を読み、
“学びながら変わっていく”という体験を重ねてきました。

その中で「道徳教育」に出会い、教材や授業だけでなく、
その背景にある理論や研究にも関心をもつようになります。

やがて「現場の視点から、もっと深く教育を探究したい」という思いが芽生え、
大学院への進学を決意しました。

研究との出会いと、問いの模索

大学院に入学して最初に感じたのは、
「自分は、研究が何かをまったく知らなかった」ということでした。

研究方法、問いの立て方、論文の書き方──
一つひとつが未知の世界で、戸惑いの連続。
特に「自分の問いを定めること」に一番苦労しました。

でも、「それも研究になるんだ」と示してくださる方々のおかげで、
少しずつ「研究が自分の言葉で語れるもの」へと変わっていきました。

学びは「誰と出会うか」で決まる

大学院生活で強く実感したのは、
「どのゼミに所属するか」「誰に指導してもらうか」が学びの質を左右するということです。

先生との対話、仲間とのディスカッション、発表の機会──
そのすべてが、研究だけでなく実践にもつながる大切な営みでした。

研究は、大発明でなくてもいい。
実践の中にある“違和感”に耳を傾け、問い続けること。
そのプロセス自体が、教師としての成長につながっていくのだと思います。

まとめ:これからも、実践と研究のあいだで

研究だけでも、実践だけでもない。
この両輪がつながることで、教育はより深く豊かなものになる。
そう実感できた3年間でした。

これからも、教室に立ち続けながら、
研究のまなざしをもって日々の実践を探究していきたいと思います。

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