はじめに
日々の忙しさに追われていると、つい「目の前の仕事」に意識が集中してしまいます。
でもふと立ち止まって考えてみると、「リーダーの仕事とは何か?」という問いにたどり着く──
私は最近、それは「未来を描くこと」だと強く感じています。
結果が求められる立場にいるからこそ
代表、主幹、会社経営者、個人事業主。
私が担っているいくつかの立場は、どれも「結果」が求められるものばかりです。
特に資本主義の社会では、成果がなければ継続できない現実があります。
そのなかで、「今手を動かすこと」と同じくらい重要なのが、
「その手がどこに向かっているか」を意識すること。
目の前の忙しさに飲まれてしまうと、方向を誤ったままアクセルを踏んでしまう危うさがあるからです。
時間をかける ≠ 成果につながる時代
サラリーマン時代には「長く働く=成果」という感覚がありました。
しかし、個人で事業を動かすようになると、時間をかけたからといって成果が出るわけではないことを実感します。
むしろ、短い時間であっても「意味のある方向」に動けるかどうかが問われる。
だからこそ必要なのが、“未来を描く時間”です。
スマホやSNSの情報に流されているだけでは、その時間は生まれません。
意図的に、静かな時間を持つこと。その中でしか、10年後・20年後の自分は見えてこないのです。
リーダーは、未来から今を設計する
自分が率いるチームや組織の未来を思い描く。
そのために「今」どんな準備をし、どんな一歩を踏み出すべきかを考える。
それが、リーダーの仕事です。
教室の担任も、学校組織の管理職も、家庭の中の親という立場であっても、根本は同じではないでしょうか。
おわりに
「未来を考える時間」は、日々の忙しさの中にただ待っていてもやってきません。
サウナや移動時間など、自分にとって“考えるモード”に入れる場所や習慣を意識的に確保していくこと。それが、リーダーとしての思考と行動を支える鍵になると私は思います。
あなたは、10年後・20年後の自分、チーム、組織の姿を、どこまで思い描けていますか?
未来は、待つものではなく、描くものです。
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