立場が変わったら、視座を上げようとしてみる

目次

はじめに

4月、新しい年度の始まりは環境や役割の変化が重なる時期です。
転勤や役職の変更、学級や職員室のメンバーの入れ替わり…。新しいリズムをつかむまでに時間がかかり、もどかしさを感じる方も多いのではないでしょうか。私自身も今年度から新しい業務を担うことになり、これまで見えていなかった視点を求められる場面が増えています。

知らない領域に踏み出すときに必要なこと

これまでのICT推進の仕事に加え、情報基盤やシステム運用の方針づくりといった、裏方の領域に関わるようになりました。専門技術を直接扱うわけではありませんが、最低限の理解を持ち、方向性を示す必要があります。新しい領域に踏み出すときに大切なのは、「自分で全部できなくてもよい」と割り切りつつ、周囲と協働しながら進める姿勢だと感じています。

プロジェクトとして物事を進める視点

これまでの仕事は「タスクを処理して終わり」という性質が強いものでした。
しかし今は、複数の案件を同時に抱え、適切なタイミングを見計らって形にしていく“プロジェクト型”の進め方が求められています。すぐに成果を出すのではなく、温めたり見直したりしながら進める。研究のように計画性や調整力が問われる働き方に変わりつつあります。

視座を上げることの意味

立場が変われば、見える景色も変わります。
以前は「自分の目の前の授業をどうするか」が中心でしたが、今は「組織全体をどう動かすか」を考える必要があります。個人の達成感だけでなく、組織全体が持続的に動けるように采配する。そのためには、視座を上げ、より広い視野で物事を見ていくことが不可欠です。

おわりに

仕事のスタイルは、立場の変化とともに自然と変わっていきます。
タスク型からプロジェクト型へ。そして個人の達成感から組織全体の成長へ。立場が変わったときこそ、「視座を上げてみる」。その意識が、新しい役割を楽しみ、次のステージへ進む原動力になるのだと思います。

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