行動する時代は終わったのか?!

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はじめに

「行動することは、もう時代遅れなのでは?」──そんな声を耳にすることがあります。確かに情報があふれる今、ただやみくもに動くだけでは成果につながりにくいかもしれません。ですが、教育現場で働きながら様々な経験をしてきた中で、私はむしろ「行動の意味」は以前より大きくなっていると感じています。今回は、学校や学びの場で得た経験をもとに、改めて“行動すること”の価値を考えてみたいと思います。

学校を開いて得られる学び

先日、学校で「ラーニングコミュニティ」をテーマにしたイベントを行いました。保護者や地域の方、企業の方まで含めて約10名が参加し、授業参観やワークショップを体験。朝から夕方まで運営に関わる中で、学校が外の人とつながり合うことの可能性を強く感じました。日常の担任業務では得られない視点や気づきがあり、「学校を開くこと」が自分自身の成長につながるのだと実感しました。

行動がつくる挑戦の場

また、「ネクスト道徳」という新しい取り組みも始まっています。
北海道や山口、関西から先生方が集まり、旅費や宿泊費が支援される仕組みで、全国の実践を交流するプロジェクトです。私が若手の頃は自費で全国を回って学ぶしかありませんでした。それを思うと、今の先生方には夢のような環境が整いつつあると感じます。行動に踏み出すだけで、これまで見えなかった学びや出会いが広がっていきます。

行動が未来を切り拓く

ところが、こうした場があっても発表者が集まらない現実があります。
支援があるにもかかわらず、「発表は遠慮する」と選ぶ人が多いのです。事情はそれぞれありますが、一歩を踏み出すかどうかで得られる成長の深さは大きく変わります。私自身も、道徳授業の発表やブログでの発信を続けてきた結果、出版社の目にとまり、書籍出版につながった経験があります。行動しなければ、こうしたチャンスは決して訪れません。

おわりに

「行動する時代は終わったのか?」──いいえ、むしろ逆です。行動することでしか得られない出会いや学びは、今も確実に存在します。
大切なのは「損得勘定」ではなく「面白そうだからやってみる」という気持ちです。特に若手の先生方には、小さな勇気をもって手を挙げてほしいと思います。その一歩が、必ず未来を切り拓く力になります。願っています。

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