先生方の個別最適な学びをどう達成するか

目次

はじめに

「子どもたちの個別最適な学び」が叫ばれる一方で、先生自身の学びはどうでしょうか。
研究テーマを持ちたいけれど決めきれない。取り組みを始めても続かない。そんな経験をされた方も多いと思います。私自身も、キャリアの初期に研究テーマを揺らし続けたことがあります。今回は、先生方自身の個別最適な学びをどう実現できるかについて考えてみます。

放任ではなく仕組みが必要

「各自で学んでください」と言われるだけでは、学びは深まりません。必要なのは、適切なテーマ設定と、それを支える共同的な仕組みです。先生方一人ひとりが安心して探究できる環境があってこそ、本当の意味での「個別最適」が達成されます。

テーマは迷いやすく、続けにくい

研究テーマは、一度決めても揺らぎやすいものです。「あれも気になる」「こっちの方が良いかも」と迷ううちに時間だけが過ぎ、結局深まらない。私も研究テーマを定める過程で何度も壁にぶつかりました。だからこそ、テーマを掘り下げるサポートと、仲間と共有できる場が欠かせないのです。

仕組みが学びを後押しする

ある学校では、職員会議の冒頭5分を「研究交流の時間」として取り入れています。また、座席をくじ引きで決め、偶発的に隣り合った先生と進捗を話す工夫をしています。掲示板やオンラインツールで進捗を可視化する仕組みも効果的です。こうした小さな工夫が、先生同士の交流を自然に生み出し、「放任ではなく、支え合いながら学ぶ」文化を育てます。

先生が学び続ける姿は最高のモデル

先生方の個別最適な学びは、放任ではなく「仕組みと関係性」で深まります。そして先生自身が学び続ける姿は、そのまま子どもにとって最高のモデルになります。「学び合える同僚がいる」「自分も成長し続けていいんだ」という安心感を、子どもたちに背中で示すことにつながるのです。

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