はじめに
「うちの学校には問題なんてない」と言い切れる先生はいるでしょうか。担任を受け持てば、必ず大小さまざまな課題に直面します。今回は鉄鋼業の現場での出来事をきっかけに、「問題」とどう向き合えばいいのかを考えます。
現場に問題はつきもの
教育現場においても、日常は決して順風満帆ではありません。トラブルや不調をゼロにすることは不可能です。むしろ「問題がある状態」が普通であり、それにどう対応するかが先生の力量につながります。
事故から見えた現実
私が経営に関わる工場で、70歳手前の社員が骨折する事故がありました。
たった8名の職場で1人欠けると、残りの7人に大きな負担がのしかかります。経験のある人に業務が集中し、全体で工夫や調整をしなければ回らなくなるのです。この状況は、担任の欠員や学級経営の難しさとよく似ています。
不調をどう捉えるか
プロのスポーツ選手も、常にどこかに不調を抱えています。
それを「できない理由」とするか、「工夫して挑む課題」とするかで、結果は大きく変わります。学校現場も同じです。問題を排除することに力を注ぐより、問題がある前提で「どう改善し、どう学級を回すか」を考える方が前向きです。
問題は成長の起点
「問題がない学校」など存在しません。だからこそ、目の前の課題を「改善のスタート地点」として受け止めることが大切です。課題に押し潰されるのではなく、次の手を考えるきっかけにする。そうした姿勢が、先生自身の成長にもつながります。
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