令和の校内研究をどう考える

目次

はじめに

「授業研究をどう進めるか」「どんな形なら先生方の学びが深まるのか」──これはどの学校でも尽きないテーマです。令和の教育現場において、校内研究の形はどう変わっていくべきでしょうか。

ピアサポートという発想

今回、先生同士の伴走サポートを行う中で感じたのは、個人の悩みを安心して共有できる場の少なさでした。企業では一般的な1on1のような時間が、学校現場にはほとんどありません。話すことで考えが整理され、次の一歩が見えてくる──そうした“対話の文化”が、校内にも必要だと感じました。

校内研究の新しいかたち

ある学校では「1人1授業」で評価するスタイルをやめ、メンターを中心に小グループで研究を進める方法を取り入れていました。テーマを個人で持ちながらも、メンターが支え合う。これはまさに「個別最適な学び」と「協働的な学び」を両立する仕組みだと感じます。

関係性をデザインする力

こうした取り組みを成功させるカギは、「関係性のデザイン」にあります。
誰がどのように関わるのか、どうすれば話し合いが深まるのか──仕組みだけでなく、信頼のある文化を育む必要があります。オンラインでの学び合いやピアサポートも、その一つの形になり得るでしょう。

おわりに

校内研究は“形を整えること”が目的ではなく、先生方が安心して語り合える環境をつくることが目的です。令和の校内研究は、教員同士が支え合い、高め合う関係づくりから始まります。

ラジオ配信についてのお知らせ

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