はじめに
研修会で講師を務めるとき、私は必ず「模擬授業」から始めるようにしています。
話を聞くだけではなく、体験してこそ伝わることがある──そう感じるからです。
模擬授業で伝えたいこと
国語や算数などの教科と違い、道徳は“週に1回45分”という独特の時間割で行われます。
そのリアルな感覚を共有するには、短縮版ではなく、実際の45分授業を見てもらうのが一番。
教師としての立ち位置や、問い返しの仕方、子どもとの距離感を「体感」してもらうことを大切にしています。
体験を通して見える学び
講義で理論を聞くだけでは、“やってみよう”のイメージがつかみにくいもの。
模擬授業を見てもらうことで、「この展開なら自分でもできそう」「ここを工夫してみよう」と具体的な発想が生まれます。
理想を語るより、目の前で見せるほうが伝わる──それが現場の学びです。ています。
教師としての原点
初任の頃、私は「できないなら見せてほしい」と何度も思っていました。
だからこそ、今は自分がその立場になって“見せる側”に立ちたい。
うまくいかない部分も含めて見せることが、次の先生の学びになると信じています。
おわりに
模擬授業は完璧を見せる場ではなく、「一緒に考える素材」を共有する場。
教室を開き、悩みも含めて見せ合うことで、教師同士の学びが深まります。
今日も午後から、現場でともに学ぶ時間を楽しみにしています。
ラジオ配信についてのお知らせ
これまで「まるしん先生の教育ラジオ」(stand.fm有料チャンネル)として配信してきましたが、今後は Voicyでの配信に切り替えていきます📻✨
『まるしん先生の道徳チャンネル!!』では、子どもたちの声を大切にした道徳授業づくりの工夫や最新の研究・実践を、より多くの先生方にお届けしていきます。
日々の授業づくりに役立つヒントを“すきま時間に耳から学べる”番組です。
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