目次
はじめに
授業の中で「ペアトーク」を取り入れている先生も多いでしょう。
しかし、その本当の効果を言葉で説明できる人は、案外少ないのではないでしょうか。
今回は、ペアトークの中で生まれる“オートクライン効果”について考えます。
オートクラインとは?
「話すことで、自分の考えに気づく」――それがオートクライン効果です。
話す前には気づいていなかったことが、言葉にするうちに整理され、思考が深まる。
これは子どもだけでなく、私たち大人にも当てはまります。
授業でどう活かすか
たとえば「正義とは?」「地球温暖化についてどう考える?」という問い。
答えがひとつではないテーマほど、ペアトークが活きてきます。
話す中で、自分でも気づいていなかった意見や経験が引き出されるのです。
学びを残す「振り返り」の力
オートクラインで得た気づきは、放っておくと消えてしまいます。
だからこそ、授業の最後に“振り返り”を書くことが重要です。
気づきを言葉として残すことで、学びが次の授業へとつながっていきます。
おわりに
ペアトークは「話すための活動」ではなく「気づきを生み出す装置」。
子どもたちの思考を外に出し、深めていく時間です。
明日の授業で、30秒の対話から始めてみませんか?
ラジオ配信についてのお知らせ
これまで「まるしん先生の教育ラジオ」(stand.fm有料チャンネル)として配信してきましたが、今後は Voicyでの配信に切り替えていきます📻✨
『まるしん先生の道徳チャンネル!!』では、子どもたちの声を大切にした道徳授業づくりの工夫や最新の研究・実践を、より多くの先生方にお届けしていきます。
日々の授業づくりに役立つヒントを“すきま時間に耳から学べる”番組です。
ぜひフォローして、毎日の配信をチェックしていただけたら嬉しいです😊
👉 Voicyはこちら:
https://voicy.jp/channel/916314

