これからの時代は「広告」よりも「好告」が求められる

目次

はじめに

長期休暇の最終日、改めて「広告とは何か」について考える機会がありました。
従来の“広告”は商品や会社を広めるためのものとして捉えられてきましたが、これからの時代はまったく異なる方向性が必要だと感じています。

日本と海外の広告の違い

日本の広告の多くは、商品を売るため、会社を知られるために展開されています。
しかし海外、特にカンヌなどで評価される作品は「自分たちの世界観」を徹底的に表現したものが多い。広告を「広く告げる」ではなく、「好き」と書いて「好告」と捉えるべきだという考え方に、大きな示唆を得ました。

商品説明を超えるメッセージ

たとえばドコモの「森の木琴」のCMは、携帯電話そのものを説明するのではなく、自然やものづくりへの姿勢を表現しました。また1984年のマッキントッシュのCMも、商品の性能を語る代わりに「権力からの解放」という強烈なメッセージを発信しました。
商品説明をしない広告こそ、人々の心に残り、世界観を伝える力を持ちます。く実感しました。

「わかりやすさ」から「世界観」へ

これまでは「わかりやすい」ことが評価される場面が多くありました。
しかし今は、説明はユーザーやAIが補ってくれる時代。むしろ大切なのは「自分は何を大事にしているのか」というメッセージを突き詰め、表現することです。これからの教育や学級経営でも、単なる情報伝達ではなく、自分たちの理念や価値観をどう伝えるかが問われていくでしょう。

おわりに

これからの時代に求められるのは「広告」ではなく「好告」。
商品や活動を説明するのではなく、自分たちが大切にする世界観を伝えることです。その姿勢が、教育や社会のあらゆる場面で人を惹きつける力になるのではないでしょうか。

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