はじめに
同じ学年や同じ学校の先生とだけ関わっていると、安心はありますが、次第に新鮮さを失ってしまうことがあります。「自分のやり方は正しいのかな」「他の学校ではどうしているのかな」と不安に思った経験はありませんか?そんなときに力になるのが「異文化」との出会いです。ここでいう異文化とは、国や地域だけでなく、世代や経験、立場の違いも含みます。
違いを取り入れることが組織を強くする
組織が停滞するのは「同じような価値観の人」だけで固まってしまうからです。違いを持ち込むことで、新しい視点やエネルギーが加わり、安定と挑戦のバランスが生まれます。先生方の学年チームや学校運営においても、多様なメンバーが集まることで、より豊かな実践が可能になります。
同質性だけでは見落としが増える
ベテランばかり、若手ばかりの職員室では、どうしても視野が狭くなります。ベテランの先生の安定感と若手の先生の柔軟な発想が組み合わさってこそ、子どもにとってより良い学びが生まれます。また、外国人の先生や異なるバックグラウンドを持つ教員を迎え入れることで、「こんな考え方もあるんだ」と気づく瞬間が増えます。
現場での工夫
ある学校では、若手とベテランを意図的にペアにして授業研究を行っています。ベテランの経験から学びつつ、若手の新しいアイデアも取り入れることで、お互いに刺激を受け合っていました。また、校務分掌で異なる経験を持つ先生を配置することで、組織全体の視野が広がった例もあります。違いを受け入れることは、ときに調整の手間も増えますが、その「面倒さ」こそが組織を成長させる土壌になります。
違いが未来をつくる力になる
居心地の良さは大切ですが、それだけでは前に進めません。あえて「違い」を取り入れることで、新しいアイデアや学びが生まれます。学級経営も学校組織も、同質性より多様性の方が未来を切り開く力になります。勇気を出して外の世界に触れてみること。それが先生自身の学びを広げ、子どもにとっても豊かな教育環境をつくっていくのです。
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