オランダ人の習慣から、働き方を考える

目次

はじめに

「働き方」を見直すヒントは、案外遠くの国にあるのかもしれません。
今回は、オランダを訪れて気づいた習慣や文化から、日本の働き方を改めて考えてみました。

自己紹介に肩書きはいらない?

オランダで出会った先生方の自己紹介はとてもシンプル。
「こんにちは、〇〇です」それだけ。
日本のように、所属や役職を丁寧に伝えることはほとんどありません。

聞き手に「相手が誰か」が明かされないままプレゼンが進んでいくのは、驚きでもあり新鮮でもありました。けれど、そこには「内容に集中する文化」「肩書きより中身を大事にする空気」が感じられました。

飲み会は1時間でサクッと帰る

仕事終わりの飲み会も、オランダでは1時間ほどで解散するのが一般的。
「食事は家で」が基本のスタイルだそうです。

日本のように、2次会・3次会…と長引く習慣はありません。
その分、家庭との時間や自分の回復の時間を大切にしている印象を受けました。

正直、これは私も取り入れたい…!
飲み会の時間を1時間で区切ることで、集中して会話ができるし、翌日の疲れも残りません。

「定時に帰る仕事術」がくれた価値観

私が20代の頃に出会い、今でも大切にしている1冊があります。
小室淑恵さんの『定時に帰る仕事術』という本です。

この本には、「仕事・家族・ボランティア・副業」など、複数の“わらじ”を履きながら、
それらを掛け合わせることで新たな価値を生み出す働き方が提案されていました。

「1足のわらじではなく、4足のわらじを掛け合わせて、自分らしい人生をつくる」
というメッセージに、当時の私は強く励まされたのを覚えています。

複数のわらじが“掛け算”になる働き方へ

今、私は学校の仕事だけでなく、研究、会社経営、執筆、家庭…と複数の軸で日々を過ごしています。
そのどれか一つではなく、それぞれの経験が相互に影響し合っている感覚があります。

  • 本業での学びが、書籍執筆につながる
  • 家族との時間が、教育への想像力を深める
  • ラジオで話したことが、また新たな出会いを生む

こうした“掛け算”のような働き方が、自分にとってはとても心地よく感じられています。

時間を区切る=集中をつくる

最近は、ポモドーロタイマー(25分集中+5分休憩)を使いながら、
仕事にもメリハリをつけるようにしています。
ただ時間をかけるのではなく、時間に意識を向けて取り組むことで、パフォーマンスが上がることも実感しています。


働く時間、休む時間、家族の時間。
それぞれを丁寧に切り分けながら、でも互いに響き合うような暮らしと仕事。

オランダの人々の習慣は、そんな「心地よい働き方」を考える大きなヒントをくれました。

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今回ご紹介した内容は、有料音声配信「まるしん先生の教育ラジオ」にて詳しくお話ししています。
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