小学校教員が一般企業に挑戦?

目次

はじめに

「先生が企業研修?」
そう聞いて、意外に思われる方もいるかもしれません。

私自身、小学校教員という立場から“企業との接点”を模索してきました。
今回は、ある企業との出会いから得た学びと気づきをシェアします。

教員経験を活かして企業にアプローチしてみた

これまでずっと、「教育の経験を、学校の外でも活かせるのではないか」と感じてきました。
そんな中、ある企業の教育担当者と話をする機会を得ました。

最初は「研修の依頼がもらえるかも?」という淡い期待もありましたが、実際には
「まずは話を聞くだけ」というスタンスだったようで、期待とは少しズレがありました。

でも、そのズレがあったからこそ、自分をPRする機会となり、資料をまとめ直したり、
改めて自分のキャリアを整理したりする貴重な時間となりました。

教員という“肩書き”が、すでにコンテンツになる

話の中で特に印象的だったのは、企業側からのひと言でした。
「小学校の先生というだけで、すでにコンテンツとして面白いんですよ」

道徳授業やコーチング、ペップトークなどの話よりも、
「小学校教員」という職業そのものに企業研修としての価値がある、という視点。
これは私にとって新鮮な驚きでした。

なぜなら、多くの社会人が共通して経験している「小学校」という原体験に触れることで、
懐かしさや親近感が生まれ、自然と場が和む可能性があるからです。

“ほっこり研修”の可能性と、自分の強みの再発見

企業研修というと、どうしても「変化」や「成果」を求められるイメージがありますが、
「少し肩の力を抜いて、自分を振り返るような時間」もまた価値があるのではないかと感じました。

たとえば、私が行っている道徳授業。
グループワークで価値観を共有することや、自分の大切にしていることを言葉にすること。
こうした経験は、企業の中でも十分に活かせるのではないかと思うのです。

また、銅像をテーマにした書籍や研究も、思いがけず興味を持ってもらえることがありました。
「おもしろそう」「ほっこりする」そんな視点こそ、今の社会が求めているのかもしれません。

おわりに

今回は、実際に研修依頼をいただけたわけではありませんでしたが、
この出会いを通して「教育の外での価値」について考える大きなきっかけをもらいました。

小学校教員という“肩書き”が、社会に新たな風を吹き込む可能性。
その可能性を信じて、これからも挑戦を続けていきたいと思います。

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今回ご紹介した内容は、
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