経営の現場で気づいた、ルールと誠実さの重要性

目次

はじめに

普段は学校現場で教育に携わっていますが、私にはもう一つの顔があります。
それが「会社経営者」としての仕事。
今回は、ある一日の仕事を通して改めて感じた“働くこと”や“責任”について書いてみたいと思います。

採用の難しさと「一緒につくる」喜び

その日は新しく入社される方との最終契約の打ち合わせがありました。
最近は求人を出してもなかなか人が集まらない状況。
そんな中で素敵な方に出会えたこと、そして「この人と一緒に会社をつくっていける」という思いにワクワクしています。

一方で、採用には法的な手続きや丁寧な書類管理が必要です。
今回はまさにその一つひとつを確認する過程で、たくさんの学びがありました。

労働基準監督署での指導で見えた“現実”

その日もう一つ大きな出来事がありました。
現場で軽度の事故があり、その対応として労働基準監督署への報告と書類提出が必要になったのです。

そこで求められたのは、

  • 給与明細
  • 出勤簿
  • 有給管理簿
  • 契約書(労働条件通知書)
  • 資格証明書類

    …など、きわめて多岐にわたる内容。

さらに驚いたのは、例えば社員が取る給食代を給与から天引きする場合にも、正式な合意書が必要だったということ。
「そんな細かなことまでルールがあるのか」と驚きながら、私自身が知らなかったことの多さを痛感しました。

すべてのルールを把握するのは不可能、だからこそ…

法律や規則をすべて把握するのは現実的ではありません。
教育の世界でも、学校教育法や各種通知・通達をすべて完璧に把握するのは難しいもの。
だからこそ、誰かに教えてもらいながら、学び直しながら、誠実に向き合う姿勢が何より大切だと感じました。

経営も、教育も、結局は“人”がつくるもの。
だからこそ、相手を尊重し、自分も大切にしながら、誠実に歩み続けること。
それが、すべてのルールの根っこにある精神なのかもしれません。

おわりに:教育者にも必要な視点

経営という立場を通して感じたことは、教育者としての視点にもつながります。
たとえば、校務分掌での責任、後輩への指導、保護者との関係…。
どんな立場であっても、“自分の言動に責任を持つこと”が問われます。

今回の経験から得た気づきが、教室や職員室での振る舞いにも、きっと活きてくる。
そう感じた一日でした。

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