はじめに
イベントや研究会の広報をしても「なかなか人が集まらない」と感じたことはありませんか?
従来のチラシやサイト更新では、人の目に留まりにくい時代になっています。今回はSNS時代に求められる、戦略的な広報の考え方を整理しました。
情報があふれる中で“お誘い”は届かない
数ヶ月前にサイトを立ち上げ、チラシを配布する──。
かつては有効だった手法も、今では情報過多の中に埋もれてしまいます。「またお誘いか」とスルーされてしまうのが現実です。それでも人を集めたいなら、ただのお知らせではなく「ストーリーを伝える」必要があります。
ストーリーを見せる広報へ
人は情報そのものよりも「人の姿」に心を動かされます。
たとえば発表者のインタビュー動画や準備の裏側を共有すること。ワクワクや不安といった感情の起伏が伝わる発信は、共感を呼びます。ポジティブな面だけでなく、迷いや挑戦を見せることも、むしろ人を惹きつける要素になります。
学校でSNSを活用するには
ただし学校現場でSNSを運用するには、越えるべき壁があります。
アカウント開設や情報管理、個人情報保護などの課題は無視できません。そのうえで大切なのは「運用ポリシー」を明確にすることです。批判的な投稿や個人情報を避けるルールを共有することで、安心して発信できます。
また、一つの公式アカウントだけで発信し続けるのは限界があります。
そこで有効なのは、先生方個人のアカウントにも協力してもらうことです。フォロワーを持つ先生の力を借りれば、学校の広報はより広がり、同時に先生自身の発信力も高まります。学校と個人が協力することで、双方にメリットが生まれるのです。
おわりに
SNS時代の広報に必要なのは「戦略」と「協働」です。
お知らせを並べるのではなく、人のストーリーを届けること。学校と先生個人が力を合わせること。その積み重ねが、人を惹きつける広報につながっていくのだと思います。
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