教科書改訂は6年後──その事実をどう捉えるか

目次

はじめに

次の教科書改訂は、おそらく6年後
この「6年間、今の教科書で授業を続ける」という事実を、どう捉えるか。
その問いが、私たちの教育観や実践の姿勢を見直すきっかけになります。

変化のスピードに、教科書は追いつけるか?

現在使用している教科書は、実はコロナ前に作られたものです。
それからAIの進化、LGBT・マイノリティ・資本主義の再考など、
世の中の価値観や課題は大きく変化しています。

この先6年間を“同じ教材”で過ごすことが、
果たして子どもたちの「今」に応えられると言えるのでしょうか。

ユーザーから“メーカー”へ

ある大学院の講義で、印象的な言葉を聞きました。

「教科書や指導要領を“使う人”ではなく、
それらを“生み出す人”にならなければいけない。」

これは、教育を現場から変えるという意思表明です。
私たち教師は、ただ与えられた教材をこなすのではなく、
“何を教えるべきか”を自ら問い、創っていく側に立つべきなのです。

教材・授業・学級経営を「今」からつくる

・今の時代に合った教材開発
・よりよい授業づくりの探究
・未来に向けた学級経営のあり方

これらすべてを、次の改訂を待たずに
現場の手で動かしていく必要があります。

学力観を問い直し、教科書の“前提”に立ち向かい、
変化に向けて“自分から動く”というスイッチを入れること。
これが、これからの教育者に求められる姿勢ではないでしょうか。

一人から始め、仲間とつながる

国のスケジュールが変わるのを待つのではなく、
今、目の前の子どもたちのためにできることを始めていく。

その実践が、やがてつながりとなり、
新しい教育の形を創っていくはずです。

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今回ご紹介した内容は、有料音声配信「まるしん先生の教育ラジオ」にて詳しくお話ししています。
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