新年度、授業開きの準備に悩むことはありませんか。
「どんな導入にしよう」「どうやって興味を引こう」と考える時間は、とても大切ですよね。
今年度、私は3年生の理科を担当しています。
久しぶりに1年間同じ教科を持つことになり、授業開きの教材研究にも力が入りました。
そのとき、改めて感じたことがあります。
それは、「教科書って、実はとてもおもしろい!」ということです。
教科書の中にあった一文字
教材研究でじっくり教科書を読んでいると、トビラページに大きく書かれていた文字が目に入りました。
「あ!」
この一文字を見た瞬間、「これを子どもたちに大切にしてほしい」と感じました。
でも、そのまま見せるだけでは印象に残りません。そこで、こんな発問をしました。
「理科の学習がとっても上手になる“ひらがな一文字”があります。どの文字でしょう?」
「ひらがな一文字?」という驚きと、
「それなら考えられるかも」という安心感。教室の空気が一気に変わりました。
子どもが動き出す問いの力
「立ってグループで相談し、答えが決まったら座る」というシンプルな指示だけで、子どもたちは一斉に考え始めました。
出てきた答えは、
か(考える・観察)
し(幸せ)
あ(安全)
め(目で見る)
み(耳で聞く)
て(手で触る)
どれも、子どもたちなりの意味づけがあり、思わずうなずくものばかりでした!
そのすべてを受け取ったうえで、私はこう伝えました。
「先生が大切にしたいのは、“発見の あ!”です」
そのままグラウンドへ出て、「あ!をたくさん探してみよう」と声をかけると、子どもたちは「あ!」と声を上げながら、次々と生き物を見つけていきました。
まとめ
特別な教材を用意しなくても、教科書を丁寧に読むことで、授業は大きく変わります。
明日できることは一つ。
教科書のトビラページを、じっくり読んでみることです。
そこには、子どもが動き出すヒントが必ずあります。
教科書は「使うもの」ではなく、「引き出すもの」なのかもしれません。
その一歩が、知的で楽しい授業につながっていきます。

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