指示より信頼。子どもの目が変わった瞬間

授業中、何度も話してしまう子がいました。
注意すると一度は止まる。でも、また繰り返す。

以前の私はこう言っていました。
「静かにしなさい」

けれど、言えば言うほど関係はぎくしゃくしていきました。
「どうしたらいいんだろう」と悩んでいたとき、ある考え方に出会いました。

目次

「指示」ではなく「信頼」で伝える

次の授業で、その子がまた話し始めました。
そのとき私は、少し言葉を変えてみました。

「今は、聞く人になってくれるかな?」

その瞬間、表情が変わりました。
「あ、うん」と言って前を向いたのです。

「静かにしなさい」は行動を止める言葉。
「聞く人になってくれるかな?」は役割を渡す言葉。

そこには
「あなたならできる」
という信頼が含まれています。

失敗の直後は“信頼”を届ける時間

漢字テストで落ち込んでいる子にも、
結果ではなくプロセスを伝えました。

「たくさん練習していたね。続ければきっと伸びるよ」

すると、目がぱっと開いて、またノートに向かいました。

失敗の直後は、成長のゴールデンタイムです。
その瞬間に「努力を見ているよ」と伝える。
それだけで子どもは前を向けます。

まとめ

言葉かけは、行動を止めるための「指示」ではなく、
可能性を引き出す「信頼」のメッセージなのだと思います。

強く言わなくてもいい。
厳しくならなくてもいい。

「あなたを信じているよ」

その一言が、子どもの目を変えます。
あの日のあの表情が、それを教えてくれました。

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