夏休みになると、「2学期の教材研究を進めよう」と思う先生は多いと思います。
やる気があるからこそ、算数も国語も理科も社会も……と、
2学期の全単元を見ようと計画を立てることがあります。
でも、その計画は意外とうまくいきません。
やることが多すぎて、どれも中途半端なまま8月31日を迎えてしまうからです。
私自身も、若い頃は何度も同じ失敗をしました。
夏にやるのは「最初の1単元」だけ
教材研究は、9月最初の1単元だけで十分です。
まずは、その単元を安心してスタートできる状態をつくることを目標にします。
私が夏休みに準備していたのは、この3つだけです。
・単元のゴール(この単元で子どもに身に付けてほしいこと)を1行で書く
・1時間目の導入で使う発問を3つ考えておく
・教科書や資料集など、使うページに付箋を貼っておく
ここまで準備できれば、9月最初の1週間は落ち着いて授業を始められます。
細かいことは、子どもを見てから決める
夏休み中は、「発問を全部考えておこう」「板書まで完成させよう」と思いがちです。
もちろん、それができれば安心かもしれません。
でも、実際の授業では、子どもの反応によって次の問いは変わります。
予想以上に理解が進むこともあれば、思わぬところで立ち止まることもあります。
だからこそ、細かな発問や授業の展開は、9月に子どもたちの様子を見てから考える方が、結果的にうまくいくことが少なくありません。
夏休みに決めておきたいのは、「この授業でどこへ向かうのか」というゴールと、「どう始めるのか」という入り口です。
まとめ
教材研究は、やればやるほど終わりが見えなくなる仕事です。
だからこそ、夏休みは範囲を広げるのではなく、絞ることが大切です。
まずは、9月最初の1単元だけ。
ゴールを決める。
入り口を考える。
必要な教材をすぐ使えるようにしておく。
この3つができていれば、2学期は落ち着いてスタートできます。
全部を完璧に準備するよりも、「最初の1週間を安心して迎えられる準備」を目指してみてください。

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