2学期の最初の2週間は、その後のクラスの空気を左右する大切な時期です。
20年間教師をしてきて、自分自身がつまずいた年も、相談を受けた先生の学級も、
原因はほぼ3つに分かれていました。
9月のスタートに不安がある先生は、自分がどこでつまずきやすいのかを確認してみてください。
①いきなり1学期の続きから始める
「前にも言ったよね」
9月の最初から、この言葉が増えていないでしょうか。
先生は7月の続きのつもりでも、子どもたちは長い夏休みを挟んでいます。
生活のリズムも、友達との関係も、学級での動き方も少しリセットされています。
最初の1週間だけは、朝の流れや当番活動、提出物の出し方などを、4月と同じように説明し直してみてください。
「もう分かっているはず」を手放すことが、安定した再スタートにつながります。
②新しいことを一度に増やす
席替え、係決め、新しいルール、新しい活動。
2学期の始まりは、変えたいことがたくさん出てくる時期です。
しかし、最も慌ただしい週に全部を入れると、先生も子どもも処理しきれません。
1週目に始める新しいことは、一つだけに絞ります。
残りは、生活のリズムが戻ってくる2週目以降でも遅くありません。
③子どもを見る前に計画を進める
夏休みにしっかり計画を立てることは大切です。
ただ、その計画を進めることに意識が向きすぎると、目の前の子どもの変化を見落とします。
夏の間に成長した子もいれば、友達関係や家庭での状況が変わった子もいます。
最初の1週間は、全員と一度ずつ短く話してみてください。
「夏休み、何してた?」
30秒でも十分です。子どもの表情や言葉から、今の状態が見えてきます。
まとめ
9月につまずく主な原因は、
・1学期の続きとして始める
・新しいことを一度に増やす
・子どもを見る前に計画を進める
この3つです。
すべてに当てはまるように感じても、いちばん気になるものは一つあるはずです。
明日からできることは、その一つへの対策を決めること。
9月は「続き」ではなく、クラスをもう一度つくり直す時間です。
焦って進めるより、整え直すことから始めてみてください。

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