「待つ」は、信じること

学級経営で大切なこととして、

「気づく・手放す・待つ」

という話をすることがあります。

この3つの中で、私が一番難しかったのは「待つ」でした。

気づくことはできる。

手放すことも意識すればできる。

でも、待つことだけはなかなかできませんでした。

目次

子どもが動かない時間が怖かった

若い頃の私は、子どもが動かない時間に耐えられませんでした。

何かを任せても、すぐには動かない。

沈黙が続く。

すると不安になるんです。

「このまま止まってしまうんじゃないか」

「早く進めなきゃ」

そんな気持ちになって、

つい口を出してしまう。

「ほら、次これでしょ」

「こうしたらいいんじゃない?」

気づけば、また先生が先頭に立っていました。

子どもが動き出した瞬間

ある日、いつものように口を出しそうになった時がありました。

でも、その日は少しだけ我慢してみたんです。

黙って見ていました。

すると、一人の子がぽつりと言いました。

「次、これだよね?」

その声をきっかけに、周りの子どもたちも動き始めました。

誰かが指示したわけではありません。

子どもたち自身が考え、動いたのです。

その瞬間、私は大事なことに気づきました。

待つのは放っておくことじゃない

待つというと、

「何もしないこと」

のように聞こえるかもしれません。

でも、そうではありません。

子どもを見ていないわけでもない。

関心がないわけでもない。

むしろ逆です。

「あなたならできる」

そう信じているから待てるのです。

待つとは、放任ではありません。

信じて、出番を渡すこと。

先生が一歩引いた場所に、子どもが前に出る余白が生まれます。

まとめ

子どもが動き出すまでには時間がかかります。

その時間に耐えるのは、教師にとって案外難しいものです。

でも、その時間こそが子どもたちの成長の時間でもあります。

もし今、何かを子どもたちに任せようとしているなら、少しだけ待ってみてください。

すぐに答えを渡さない。

すぐに助けない。

その先で、子どもたちは自分の力で動き始めます。

「待つ」は放っておくことではない。

信じて、出番を渡すこと。

それを教えてくれたのは、あの日の子どもたちでした。


▶︎まるしん先生の公式LINEはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次